<西武6-5日本ハム>◇2日◇西武ドーム

 西武斉藤彰吾外野手(25)がサヨナラ3ランを放った。3-5の9回裏、1死二、三塁の場面で打席に立つと、5球目の真ん中に入ったスライダーを右翼スタンドに運んだ。これがプロ初本塁打で、劇的な勝利を呼び込んだ。

 この試合は西武菊池雄星投手(23)日本ハム大谷翔平投手(19)の花巻東出身の先輩後輩対決となり、菊池は6回1失点、大谷は自己最多の12三振を奪って7回2失点と好投。しかしどちらもリリーフが打たれ、勝敗は付かなかった。チーム123456789計日本ハム0001002025西武001010004x6【9回裏】まさかの逆転サヨナラ…日本ハムは4番手武田久。代打大崎、金子侑、秋山と3連打を浴び無死満塁。渡辺の二ゴロの間に1点が入り、一死二、三塁。日本ハムは5番手クロッタ。クロッタは斉藤から逆転サヨナラ3ランを浴び、まさかの大逆転負け、大谷の8勝目も消えた。斉藤はプロ初本塁打が殊勲の一打となった。【9回表】西武5番手高橋。1死二塁から日本ハム中田に適時二塁打を浴び4点目。そこから高橋が2暴投でさらに1点を失った。【8回裏】マウンドには日本ハム2番手カーター。大谷は7回7安打2失点、12三振を奪い、最速は158キロだった。カーターは2死一、二塁の場面で交代。3番手宮西が西武の代打山川を中飛に打ち取り無失点。【8回表】西武4番手増田が1安打を許すも、石川慎、大野、西川から三振を奪った。