ソフトバンク本多雄一内野手(24)が14日、将来的な夢として、メジャー挑戦を掲げた。本多はこの日、大野城市内で行われた「杉内俊哉、本多雄一後援会野球教室」に参加。子供たちとの質疑応答で「将来的にメジャーに行きたいという思いはあります」とメジャー志向を表明した。プロ3年目の今季は107試合に出場し、打率2割9分1厘、29盗塁をマーク。「野球をやっている以上、メジャーの思いはある。目標として上を目指すのは必要だと思う」と語り、移籍の手段はFA宣言と明言した。

 メジャー挑戦の条件も設定した。「守備、走ることでトップになりたい」。盗塁王を目指した今季だが、西武片岡に21個もの大差がついた、リーグ3位に終わった。「後半は疲れもあったのか、1歩目がしっくりこなかった。でも、スタートさえしっかり切れれば、成功する自信はついた」と、盗塁数アップへの手応えは今季で得た。スタート力に磨きをかけるため、股(こ)関節の強化などを検討中。まずは盗塁王奪取からメジャー挑戦の道を切り開いていく。