ロッテ西岡剛内野手(24)が大阪桐蔭の後輩、日本ハム中田翔内野手(19)中日平田良介外野手(20)と3人で「羞恥心」ならぬ「好奇心」を結成し、今年のプロ球界を盛り上げる。9日、都内のグラウンドで早坂、佐藤、角中(ロッテ)城所(ソフトバンク)を加えた7人で合同自主トレを開始。「チーム剛」を旗揚げした西岡は「シーズン中にみんな活躍できるようしっかり面倒みたい」と自覚十分に話した。

 昨年末に出演したクイズ番組では何度も解答を間違えて「おバカキャラ」を露呈した。羞恥心をプロデュースした司会の島田紳助からは、開幕前に再度番組出演を依頼されるなどすっかり気に入られてしまった。西岡は「おバカキャラというか天然なんで…。羞恥心じゃなく好奇心でいきますよ」と、まんざらでもない様子で話した。

 「好奇心」の後輩2人も「おバカ」な一面を見せた。中田は「開幕1軍」という目標を書こうとした時に「開幕」という漢字を度忘れしてしまい、西岡に教えてもらい苦笑い。平田は報道陣の質問に西岡と同じ答えを繰り返し、ダメ出しされて頭をポリポリ…。年齢は違うが、3人が集まると笑いが絶えず自然と場が和む空気は、まさにプロ野球版「羞恥心」だ。

 昨年の紅白歌合戦で最高視聴率をマークした羞恥心のように、今年は「好奇心」がグラウンドでファンを楽しませてくれそうだ。【鳥谷越直子】

 [2009年1月10日8時58分

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