“WBC打法”が完成した。日本代表候補の日本ハム稲葉篤紀外野手(36)が、阪神との練習試合で同じ代表候補の藤川から中前打を放ち好調をアピールした。WBCを意識したコンパクトなスイングでさっそく結果を残し、納得の表情を浮かべていた。

 WBC球を使った貴重な実戦経験の場。稲葉の球児打ちは“仮想本番”から生まれた。2回、カウント2-0から142キロ直球を中前へはじき返した。「いい球を見ることができてよかった。みんなを見ていても(WBC球は)飛ばないので、ああいうコツコツしたバッティングが大事になるでしょう」と振り返った。

 ボールの違いで感覚が変わるのは、投手だけではない。昨季もチーム最多20本塁打を放った主砲だが、実際に体感したWBC球の特性を考慮し、ミートバッティングを心がけた。同じくWBCを想定した左翼の守備も、機会は1度だけだったが無難にこなした。

 4回終了時に退いたが収穫は十分。「いい準備ができています。あとは合宿に行って、(代表)チームに慣れていけばいい」。目前に迫ったWBC合宿へ向け、36歳のベテランに不安はない。

 [2009年2月12日10時38分

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