阪神桜井広大外野手(25)が、最終クールを前に打撃フォーム改造に着手した。23日、キャンプ最後の休日を返上して屋内練習場で、マシン打撃を敢行した。
珍しい光景だった。桜井は、スイングの途中で動きを止めた。トップから動きだしてバットをボールに当てるとそのままフォロースルーを封印。ミートポイントを確認する動作を見せた。スイングの前半部分だけでバットをストップした。
背水で臨む土壇場改造だ。前日22日に和田打撃コーチから発想の転換を求められた。長距離砲だけに左腕1本の豪快なフィニッシュが持ち味。だが同コーチは「最後を振り上げすぎる。動く球を打つのだからトップからインパクトまでのスピードが大事。フォローを意識しなくても当たればちゃんと柵を越える」と指摘。極端に言えば、アーチを捨てる意識。飛ばすためのフォローではなく、まずミートを心がけるように指示した。
桜井は早速、この日の休日返上でアドバイスを実行した。練習後は「まだ真っすぐに振り遅れている。もっとしっかりとらえていかないといけない」と課題を口にした。
練習試合と紅白戦2試合で打率1割台。2本のヒットも快音ではなかった。真弓監督は「原因といえば大げさだが、直したいところも見つかった」と復調を期待した。しかし現場をあずかる最高責任者として「あまりひどいようなら考えないといけない」と、オープン戦期間中の2軍降格も選択肢に入れた。期待を集める右の大砲候補だが、残された時間はあまり多くない。【益田一弘】
[2009年2月24日11時56分
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