巨人のドラフト1位、大田泰示内野手(18=東海大相模)が、25日に行われる韓国プロ野球KIAタイガース戦に「4番三塁」でスタメン出場する。実戦はここまで3試合無安打。「欲を出しても打てない。フルスイングします」と無心で2月最後の試合に臨む。岡崎郁2軍監督(47)は「50打席50三振でもいい。バッティングを小さくする必要はない」。豪快にバットを振り抜き、プロ初キャンプを締めくくる。

 室内練習場でのフリー打撃などを終えた大田は「試合でしたっけ、明日は」と自然体だった。大田をあずかる岡崎2軍監督が、長距離砲の未来に思いをはせながらフルスイング指令を出した。

 岡崎監督

 打率は2割8分でも、ホームランを30本、40本、50本と打ってホームラン王に。そういうバッターになって欲しい。今、投手に合わせる必要はない。

 潜在能力を認め、大きく育てる方針を固めた。求めるのは内容。ここまで1カ月の成果をフルスイングで示す。

 [2009年2月25日8時45分

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