ロッテ唐川侑己投手(19)が開幕ローテ入りを引き寄せた。オープン戦の楽天戦に先発し4回を無安打無得点、2四球とほぼ完ぺきに抑えた。「走者を出した場面で直球、変化球ともにしっかりコントロールできた」と胸を張った。初回2死からリックに四球を与えたが、4番中村紀をスライダーで空振り三振に仕留めた。

 課題を克服した。昨年は12回盗塁を試みられ、阻止できたのはわずか1回。今キャンプで取り組んだクイック投法のタイムは、昨年の1・4秒から1・1秒に短縮した。里崎捕手は「クイックは問題ない」と太鼓判を押した。3回に俊足の内村に走られたが、タイミングはアウトだった。

 昨年はルーキーながら5勝4敗と健闘したが、中盤以降はスタミナ不足から先発ローテを守り切れなかった。「今年は開幕から1年通して1軍で投げたい」と言い切った。現時点で開幕投手の清水を筆頭に小林宏、渡辺俊、成瀬のローテ入りは確実。残る2枠を唐川、小野、久保、大嶺らで争っている状況だ。バレンタイン監督は「昨年とは違う投手という印象。クイック、新球にもチャレンジして成長した」と高評価。先発ローテ入りに当確ランプがともった。

 投球の癖で、高校時代から右手中指のつめを割っていた。プロ入り後はネイルサロンへ通っているが、姉明子さん(21)が現在ネイルアーティストの資格を取得中。今後は専属ネイル担当として唐川の投球を支えるという。家族のバックアップを得て、2年目右腕にジンクスは関係ないようだ。【鳥谷越直子】

 [2009年3月2日8時39分

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