<横浜7-3阪神>◇17日◇横浜

 阪神城島健司捕手(33)は走塁ミスを悔やんだ。2回、自身のヒットなどで無死満塁とした場面。桜井の遊直に二塁走者だった城島が飛び出し、痛恨の併殺となった。「あれは僕のミス。飛び出してはいけなかった。(打球が)目線より上だったから、ヒットと思ったけど、どんな当たりでも戻らないと」。

 絶好機をつぶし、結局この回無得点。流れが変わったその裏、逆に2点を先制され、主導権を奪われた。「先制のチャンスだったし、試合が動く大きなプレーだった」と肩を落とした。

 開幕カード以来、3試合続けてきた土曜日のアーチも途切れた。4回の内野安打で7試合ぶり5度目のマルチ安打をマークしたが、反省ばかりが口をついた。「本塁打は防がなきゃ。本塁打にならないゾーンを攻めていかないと…」。浴びた4発はいずれも勝負所。そしてバスへ乗り込む際、自分に言い聞かせるように言った。「この世界は結果がすべて。何を言われても仕方ない」。敗戦の責任をかぶり、リベンジを誓った。【松井清員】

 [2010年4月18日11時43分

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