横浜野村弘樹投手コーチ(40)が先発投手陣に完投指令を出した。ここまで20試合で先発は清水が8回を投げたのが最長だ。中4日での起用もあり、9回を投げ切った投手はいない。巨人3連戦は初戦がランドルフ、2戦目が寺原の先発が有力だが、16日の雨天中止で両者は中6日と満を持しての登板となるだけに「そういう投手が1人出てくれば」と孝行息子の出現を願った。

 20試合で延べ83投手を投入した。1試合平均の4・15人は、昨季同時期の3・85人を上回る。同コーチが「タフな試合も多く、リリーフ陣の負担も大きい」と話すように牛田が12試合、山口が10試合と勝利の方程式を担う2人の登板数は早くも2けたに達した。27日からは9連戦も控える。寺原は「できるだけ長いイニングを投げないと」と自覚十分だ。先発陣の踏ん張りが最下位浮上のカギとなる。

 [2010年4月20日9時26分

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