秋山ホークスが後半戦の「Vローテ」編成に着手した。ともに2ケタ勝利を挙げている和田毅投手(29)と杉内俊哉投手(29)を土日に投入するプランが最有力で、球宴前に最終決定される。火曜には昨季11勝のデニス・ホールトン投手(30)を起用し、土、日、火と3連勝を狙いにいく。連勝ができず波に乗れない現状を打破して、7年ぶりの優勝へ突き進む。15日の楽天戦は雨天中止となり、先発陣の駒不足解消にもメドが立った。

 雨で試合は流れても、逆転Vへの準備は着々と進められていた。先週から複数回にわたって行われた首脳陣のミーティングで、今後の先発ローテ再編が話し合われた。21日の西武戦後にある5日間の「球宴休み」を利用して、ラストスパートへ向けた態勢を整える方針を確認。高山投手コーチは「いろいろシミュレーションはしている。(最終決定は)9連戦が終わってから。これから考えていく」と見通しを示した。

 現時点で最有力候補とみられるのが「連勝不足解消プラン」だ。土曜に和田、日曜に杉内と、ともにリーグトップの11勝を挙げている両左腕を週末に投入。昨季11勝右腕のホールトンを後半戦開幕にあたる27日楽天戦(熊本)から火曜に固定する。週末から週明けにかけ、主軸3投手を立て続けに起用して3連勝をもくろむ。今月に入ってまだ連勝がなく、4勝7敗と勢いに乗れていない現状を打破する狙いがある。

 和田と杉内が登板する週末のカードでは、後半戦スタートから順に2位ロッテ、首位西武、4位日本ハムとの対戦が控える。優勝争いを演じるライバルたちとの戦いに2枚看板をぶつけることで、最低でも勝ち越し、あわよくば3連勝も可能にする。

 「Vローテ」編成のカギを握るのがホールトンの状態だ。右足内転筋痛で離脱しており、19日の西武戦(福岡ヤフードーム)で2カ月ぶりの1軍戦先発を迎える。カード初戦を任せられるまでに回復しているのか、この登板の内容を見極めた上で判断が下される。もし「合格点」が得られなければ、次善の策を練らなければならず、注目のマウンドになる。

 秋山監督は仙台入りした12日に「和田と杉内に頑張ってもらわないとな。ホールトンも戻ってくるし、先発が6枚しっかりしてくれるといいんだけど」と先発陣に期待を寄せていた。昨季は球宴後の60試合で26勝31敗3分けと失速。同じ過ちを繰り返すわけにはいかない。7年ぶりのV奪回へ、最善の手を打っていく。

 [2010年7月16日11時26分

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