<ヤクルト6-3巨人>◇12日◇神宮
巨人は頼みの綱も崩れ、首位の座を再び阪神に明け渡した。先発東野峻投手(24)が踏ん張れなかった。3回、連続四死球から2点を先制されると、同点に追い付いた直後の4回、2ラン2発で勝ち越された。6回までは投げたが9安打6失点(自責4)。ハーラートップタイ12勝を挙げチームで唯一、開幕から先発ローテを守っている右腕でも、ヤクルトの勢いは止められなかった。「(4回は)追い付いてもらった後だっただけに情けないです」と唇をかんだ。
2年ぶりにヤクルト戦同一カード3連敗を喫した原監督の第一声は「少し投打のバランスが狂っている」だった。詳細は言及しなかったが、この3連戦のスコアは「3-4」「5-7」「3-6」。すべて3点差以内の小差負け。得点は挙げても、それ以上に失点するパターンにはまった。
投手陣は、3試合とも先発が責任を果たせず、味方の得点直後の失点も目立った。打線は、2戦目から坂本を1番から8番に替えテコ入れしたが、1、2番の安打はヤクルト計9本に対し、巨人は3本。得点圏打率もヤクルト2割8分9厘に対し、巨人は1割6分と低かった。打つべき人が打たず、抑えるべき人が抑えられなかった。
ただ、連敗脱出の光も差した。4点を追う8回、由規から1点を返しマウンドから引きずり降ろした。9回も3者凡退では終わらなかった。中継ぎに配置転換された内海は、先発翌日にもかかわらず1イニングを無失点。原監督は「粘り強く戦っているのは成功につながると思います」と前を向いた。13日から、東京ドームで仕切り直すしかない。【古川真弥】
[2010年8月13日10時44分
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