<プロ・大学交流戦:巨人3-3中大>◇1日◇宮崎・ひむかスタジアム

 学生野球憲章改正に伴う、プロと大学の単独チーム同士初対戦となる巨人対中大のオープン戦が行われた。中大は7番飯田大祐捕手(2年=常総学院)が6回に大学初本塁打を放つなど伸び伸びプレーした。200人観戦した対戦解禁日の一戦に、双方から「収穫」の声が上がった。

 高橋善正監督(66)は「どっちも傷がつかず良かった」と巨人OBらしいコメントをした。プロとの一戦は、多くの刺激と収穫をもたらした。飯田は捕手として「見習うことが数多くあった」という。捕球の仕方、投手へのコミュニケーションの取り方、練習方法…グラウンドでしか感じ得ない多くを学んだ。また高橋監督は「生で接することで、プロのレベルを強く感じることができる」と話す。プロに進める選手は一握り。早い段階で就職にシフトするか、自分の力を見極める絶好の機会だという。