2年連続盗塁王のソフトバンク本多雄一内野手(27)が4日、結婚したことを発表した。相手は非公表。日本一になった翌日の11月21日に婚姻届を提出した。

 「縁があって今回の運びとなりました。第一印象は明るくて、気さくな人」。夫人のいとこで、漫画「走馬灯株式会社」の作者・菅原敬太さんが描いた特大イラストを手に報告した。出会いは09年春。知人の紹介で食事し、一目ぼれした。交際して2シーズン目の昨オフ、リーグ優勝と初の盗塁王に輝いた時点で、結婚を決めていた。「もう1年待ってください。今年よりもっといい成績を残す。もう1度プロポーズさせてください」。本多の決意を彼女も受け入れた。

 今季は盗塁数を60に伸ばして2年連続盗塁王。初のフルイニング出場、打率も初の大台となる3割5厘。公約通りの活躍で11月上旬のCS前に「お待たせしました」。本多の言葉に、彼女はうれし涙を流した。

 結婚式、披露宴は今オフに親族だけで行う予定。来季はメジャー挑戦で抜ける川崎が務めてきた1番打者の期待もかかる。最高の伴侶のバックアップを受け、新たな挑戦をスタートさせる。