新時代に突入した角界を注視する人物がいる。ハワイ出身で元大関小錦のタレントのKONISHIKI(57)は「(一人横綱となった)照ノ富士はたいしたもんだよ。でも他と(実力)差がありすぎる。早くニュースターが出てこないかな」と、若手の台頭を期待した。

求めるのが出稽古などの外出制限緩和だ。「俺たちの時代と比べられないけど、もっと稽古しないとね。部屋にこもっててもしょうがないよ」。気軽に外食できない状況も、力士にとって精神的な負担になっているという。「外から見ていると厳しすぎる。刑務所だよ。お相撲さんはよく我慢している」と同情していた。

自身は来年6月で来日から丸40年となり、両国国技館などの大規模な会場での記念イベントの開催に意欲を示している。「40周年だから非常に大事な1年だよ。アメリカでもやってみたいね」と鼻息は荒い。九州場所後の12月5日には大相撲を話題にしたトークメインのイベント「抱きしめてツナイト六本木場所」(ビルボードライブ東京)に出演。「相撲をもっと分かりやすいエンターテインメントにしたいんだ」と生き生きと語った。【佐藤礼征】(ニッカンスポーツ・コム/バトルコラム「大相撲裏話」)