4階級制覇王者にして前WBC世界スーパーフライ級王者ローマン・ゴンサレス(30=ニカラグア)が衝撃のKO負けを喫した。

 3月にベルトを奪われた王者シーサケット・ソールンビサイ(30=タイ)とダイレクトリマッチに臨んだが、4回に2度のダウンを奪われて、レフェリーが試合を止めた。KO負けは48戦目で初めてだった。

 日本の帝拳プロモーション所属の小柄な「ロマゴン」は、米老舗専門誌「リングマガジン」選定の「パウンド・フォー・パウンド」(全階級通じての最強選手)1位に長く君臨してきた。軽量級でも本場でスター選手になれると証明し続けてきた。この日のセミファイナルでWBO世界スーパーフライ級王座の6度目の防衛に成功した井上尚弥(24=大橋)との対決も期待されていたが、2連敗で王座返り咲きを逃した。