ボクシングのWBC世界スーパーバンタム級暫定王者亀田和毅(27=協栄)が6日、米国出発前の関西空港で王座統一への手応えをにじませた。

13日(日本時間14日)に米カリフォルニア州カーソンのディグニティ・ヘルス・スポーツパークで正規王者レイ・バルガス(28=メキシコ)と統一戦。32戦全勝の強敵との戦いは、DAZNで全世界に生中継される予定で「みんなが見た通り、(バルガスは)身長が高くて、スピード、テクニック、キャリアもある。スーパーバンタムで一番強い選手じゃないですかね。試合の中で重要なのはやっぱり根性。あいつに根性で負けへんかったら、試合に勝ちます」と淡々とした口調で静かに闘志を燃やした。

スパーリングは約100回を消化し「完璧です。何も言うことない。自信は今回が一番あります」と頼もしく言い切る。アマチュア時代に唯一敗れた因縁の相手に、12年ぶりのリベンジを果たす。