Bブロック公式戦が行われ、IWGPインターコンチネンタル王者内藤哲也(37)が、元WWEのスーパースターでIWGPUSヘビー級王者のジョン・モクスリー(33)に敗れ、3敗目を喫した。

優勝決定戦進出の可能性はまだあるが、残り4戦負けられない状況に追いこまれた。

「制御不能」の内藤と、「狂犬」モクスリー。世界中に熱狂的ファンを持つ2人の対決はモクスリーに軍配があがった。先にペースを握ったのは内藤だった。いつもよりゆっくりと時間をかけた牛歩状態で入場。先にリングインし、そわそわしながら待つモクスリーに対し、「あっせんなよ」とばかりに、両手でなだめるポーズ。タッグ戦で初対戦した前日27日に「このリングでもし、成功したいならとっておきのアドバイスがあるぜ。トランキーロ、あっせんなよ」とおちょくっていた通り、のらりくらりとした態度でモクスリーをいら立たせた。

だが、その挑発が裏目に出た。場外乱闘で倒されると、モクスリーは先にリングに戻り、寝ころんで内藤のポーズを披露。お決まりのポーズを盗まれる屈辱を味わった。さらに椅子や鉄柵を使ったラフファイトに持ち込まれ、必殺のディスティーノも返される。最後はデスライダーで3カウントを奪われた。怒りを買ったことで、モクスリーの強さをより引き出す形になってしまった。

これで2勝3敗と窮地に追い込まれた。優勝決定戦に進むには残る4戦をすべて勝ち、5連勝でトップを独走するモクスリーの連敗を待つしかない。ただ、13年にはリーグ5勝4敗と激戦をくぐり抜けて初優勝している。3度目の優勝の先にあるIWGPヘビー級王座との2冠へ。野望への道はまだ消えていない。【高場泉穂】