3月7日に88歳で死去した元プロレスラーの「白覆面の魔王」ザ・デストロイヤーさん(本名リチャード・ベイヤー)の追悼セレモニーには縁のある選手、著名人たちが出席した。

スタン・ハンセン、ドリー・ファンクJr.、ザ・グレート・カブキらプロレスラーをはじめ、日本テレビのバラエティー番組「金曜10時! うわさのチャンネル!!」で共演した和田アキ子、せんだみつお、徳光和夫アナウンサーが出席。リング上で故人の妻ウィルマさん、長男カート氏、長女モナさんとともに10カウントゴングで追悼した。和田、徳光、せんだの主な一問一答は次の通り。

-思い出は

徳光 付き合いが本当に長い。何から話していいか、思い出が鮮明に残っています。銀座で偶然あった時、トクミツと言われ、最初分からなかったんです。なぜか分かりますか? マスクを脱いでいたからなんです。

和田 やっぱり息子さん、お嬢様と久しぶりにお会いして。小さい頃から知っているので。当時、デス(トロイヤー)のおうちが麻布にあって。ハーイと出迎えてくれて、明るいおじちゃんが出てきて。デスのお父さんかと思って「どこにデスはいますか」と聞いたら「イッツ、ミー!」と言われてエーッと驚くほど、マスクを取ると分からなかった。今から11年前、ニューヨークのアポロシアターで日本人で初めてコンサートしたのですけれど、デスが花束を持って来てくれまして、それを思い出しました。

徳光 力道山と試合した人なんですよ。その人が今年まで存命でいらしたことがすごいことだと。素晴らしいなと思います。大きい拍手で送りたいですね。

-せんださんは

せんだ 振り返るとおふたりがいないと全国区になっていない。そしてデストロイヤーさんがいないと有名になっていない。アッコさんは歌手として有名でしたけれど、ボクはコメディアンとして有名になれた。アナウンサーから初めてコメディアンになれたのは徳光さん。これもやっぱりデストロイヤーのおかげ。おかげさまなんです。

和田 こうやって笑って話せるのもいいし、10カウントゴングも(胸に)きますね。日本で頑張ってヒーローになれた。本当に日本のことを1番よく分かっている米国人だと思います。本当にすてきな人でした。

-最後に

徳光アナ 最後に会ったのは3年前なんですけれど、最初のあいさつが「アッコは元気か? ボスは元気か?」でしたからね。

和田 ボスでしたよね。ブスじゃなかったですよね?

徳光アナ ブスのつもりでボスと言っていたかもしれませんが(笑い)。

和田 マスクを取った時は普通のおじちゃんだもんね。

徳光アナ オバQに似ていたもんね。

せんだ 天国から「よく3人がやってくれているな」と見守ってくれているんじゃないですか。