ボクシング元WBA&IBF世界ライトフライ級王者田口良一氏(33)が、先輩の元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者内山高志氏(40)の下でジムオーナー修行に入った。

16日にSNSを通じて、内山氏が代表を務める「KOD LABに入社した」と明かした。

田口氏は昨年11月に引退発表し、近い将来にフットネスジムをオープンしたいと話していた。以前は引退後は麺類の飲食店経営を口にしていたが「知識と経験を生かしたい。軌道に乗れば飲食店も」と方向転換。ジムの先輩だった元日本ミドル王者柴田明雄代表のSOETEジムでトレーナー修行していた。

この日は「初めて内山さんのミットもってみました! 軽くやってもらったのに突き刺す痛みだった」とも記していた。インストラクターとして会員を指導していきながら、経営、運営面なども勉強していくことになる。

内山氏は18年2月に東京・四谷でジムをスタートしたが、今年2月には地元の埼玉・春日部に2つ目のジム「KOD STUDOIO」もオープンしている。多くのワタナベジム出身や現役選手がインストラクターを務めている。

営業は一時休止していたが、ジム存続とインストラクターの生活を守るために、支援金集めのクラウドファンディングを始めた。21日までに500万円を目標にしていたが、100万円の永久会員権などの返礼に、すでに900万円以上が集まっている。こんなアイデアも田口ジム開設への勉強になるに違いない。