32人が出場するシングルトーナメント「ニュージャパン杯」の1回戦4試合が行われ、メインイベントに登場したIWGPタッグ王者・棚橋弘至が、タイチに21分51秒、ブラックメフィストからの片エビ固めで敗れた。

試合開始直後からタイチと同じ「鈴木軍」のDOUKIの度重なる介入に苦しみ、大きなダメージを受けた。終盤に、得意のハイフライフローを決め、逆転の好機をつくったが、ここで再びDOUKIが介入。息を吹き返したタイチに強烈なバックドロップを決められると、天翔十字鳳、ブラックメフィストを連発され、3カウントを奪われた。

タイチは、試合後も大暴れ。棚橋とともにIWGPタッグ王座を保持する飯伏もベルトで殴打してKOすると「なにが棚橋だ、飯伏だ。やる前から終わってるじゃないかよ。俺の前では、こんなもんだ。タッグタイトルは当たり前。このトーナメントを俺が奪って、(IWGPヘビー級、同インターコンチネンタル王者の)内藤待ってろよ。この俺が、新日本プロレスのすべてをうばってやる」と豪語した。

1回戦の残り3試合は、飯伏、SHO、SANADAが勝利し、2回戦に進出した。トーナメントの優勝者は、7月12日大阪城ホール大会でIWGPヘビー、IWGPインターコンチネンタル2冠王者内藤哲也(37)に挑戦する。