32人が出場するシングルトーナメント「ニュージャパン杯」の2回戦4試合が行われ、メインでは昨年覇者オカダ・カズチカ(32)が永田裕志(52)を下し、8強入りした。

2人の一騎打ちは15年G1以来5年ぶり2度目。20歳若いオカダが有利とみられたが、5年前のリベンジを狙う永田の激しい打撃に苦戦。20分の激闘の末、オカダは変型コブラクラッチに持ち込み、永田をしめる。白目をむきながら抵抗する永田をさらにしめ上げ、力を奪い、ギブアップさせた。

オカダは試合後、「今日の永田さん見てかっこいいと思わない人いないでしょう」とかつて付け人だった大先輩の変わらぬ強さを称賛。「僕はいつでも胸を貸しますんで、永田さん全然かかってきてください」と話した。

このまま勝ち上がり連覇すれば、7月12日の大阪城ホール大会でIWGPヘビー、同インターコンチネンタルの2冠王者内藤哲也(38)と戦うこととなる。今年1月5日東京ドーム大会では、その2本のベルトをかけて内藤と戦い、敗れた。

新日本の至宝であるIWGPヘビー級王座の最多連続防衛、最多通算防衛記録を持つオカダが狙うのはヘビーのベルトのみ。「2つ持っている人いますけど、僕が目指すのは1つだと思っています」とあらためて狙いを定めた。