新日本プロレスは27日、東京・後楽園大会を開き、29日の神宮球場大会で対戦する、IWGPヘビー級、同インターコンチネンタル2冠王者EVIL(33)と挑戦者の内藤哲也(38)が、タッグマッチによる最後の前哨戦を行った。

内藤は、相手セコンド、ディック東郷の介入に苦しむも、高橋ヒロムとの連係技で応戦。流れをつかみかけたが、EVILが、レフェリーの目を盗み、パイプ椅子で高橋を殴打。そのまま、必殺のEVIL(変形大外刈り)を浴びせ、11分58秒、勝利した。試合後、ディック東郷に鉄製のワイヤで締め上げられた内藤は、肩を担がれ、無言で退場。やりたい放題のEVILは「神宮でも同じ痛みを味わわせてやる」と言い放った。