ロウ女子王者アスカがPPV対決の「女王対決」を前に女子タッグ王者ナイア・ジャックスとのシングル戦を制した。

タッグパートナーのシェイナ・ベイズラーをセコンドにつけた「大女」ジャックスとノンタイトル戦。卍(まんじ)固めや飛び付き腕ひしぎ逆十字高めなどの関節技で攻めこんだアスカは巨漢を生かしたジャックスのパワー殺法を受け止めた。

場外戦でバリケードへ豪快に投げられ、リングに戻ればスープレックスやパワーボムでマットにもたたきつけられた。劣勢に立っても頭脳的な王者は、瞬時に裏拳やヒップアタックで追い込み、パワー負けしない攻防を展開。リング中央でジャックスを捕獲し、得意のアスカロックで絞めはじめると、セコンドのベイズラーの乱入を受けて試合終了のゴング。アスカの反則勝ちとなった。

22日(日本時間23日)のPPVサバイバーシリーズ大会で、スマックダウン女子王者サーシャ・バンクスの王者対決を控えているアスカ。3カウントやギブアップ勝ちではなかったものの、タッグ王者の大女を最後に追い詰めたことで、PPV大会に向けて大きなはずみとなった。