キックボクシングルールで行われた第4試合は、プロデビューの佐野勇海(20)が、テコンドー界から同じくプロデビューした江畑秀範(28)に3-0で判定勝ちした。

198センチ、国内無敵のテコンドー王者の長い足に会場からはどよめきが起こった。序盤から江畑の足が佐野のボディーに突き刺さり、時には顔面まで届いた。佐野は攻撃を仕掛けようと前に出ると、長い足で押し返され、なかなか攻撃を仕掛けることができない。ほとんど有効打のないまま最終Rに突入したが、疲れが見えた江畑に佐野のパンチがヒットし、残り1分でダウンを奪った。その後も優位に試合を進め、デビュー戦勝利を飾った。

敗れた江畑は試合後「スタミナの問題。仕事の間にとか、朝早く起きてとか、少しの合間に出来たことをちょっと怠けていた。ダウンはスタミナが切れて、相手にもたれかかったところを押された」と敗因を語った。