人気YouTuberで格闘家やプロレスラーとしても活動するシバター(35)が、参戦決定した大みそかRIZIN26大会(さいたまスーパーアリーナ)に向けて言いたい放題だ。

29日にオンラインでの選手インタビューに登場。対戦相手は明かされず「X」のまま、第3試合に組まれた。

RIZIN参戦への反響を問われ「おかげさまで、ほぼ毎日、YouTubeで急上昇、いろんな媒体さんの記事がヤフーに挙がっていて盛り上がっているのがわかる。裏メインではないですか!」といきなり自画自賛。皇治との対戦カードが実現せずに途中頓挫したという自らの主張を崩さず「皇治さんとやる、で話が進み、皇治さんが逃げたと。おかげで生放送枠がやるはずだったのが、残念だなと。本当は生放送枠でやりたかった」と恨み節を展開した。その一方、既に皇治戦は、それほど興味がないとも口にした。

結果的にフジテレビの生放送枠から外れたが、自身の存在感は興行に大きく貢献できると強調。「今回はコロナ(ウイルス)があって、RIZINも会場で席をつぶしている。ソーシャル・ディスタンスでパンパンにしていない。どこで(金銭的な)穴埋めするかはPPVとか。そこでおそらく、どのRIZINファイターよりも、自分が売り上げ貢献するのでは。間接的にファイトマネーを出しているのがシバターだと思いますよ」とふてぶてしく笑った。

対戦相手はXのまま、当日までは明かされない。ルールや契約ウエートも判明しないまま、30日の前日計量に臨む。シバターは「減量は今回、しませんでした。誰がくるかわからないし、自分よりも大きい人がくるかもしれないし、ナチュラル体重です」と自然体を貫く。現在、来日しているとされる元K-1ファイター、ピーター・アーツ(オランダ)の名を挙げ「サップ-曙以上のKO劇が見ることができるぞ。ハイキックでぶっ飛ばされるシバターが見られるぞ」と盛り上げた。

自らの「青春だった」と振り返るPRIDEの流れをくむRIZIN参戦となる。04年に格闘技ジムに入門し「早い段階で自分の限界がわかってきた。夢を諦めるじゃないですけど、大舞台で戦うレベルの選手にならないのは正直、20歳代に身をもって感じました。諦めた夢だった」という。YouTuberとして成功し、猛アピールで実現した夢舞台への参戦。「思わぬ形でかなって。本当にチャンスをもらえたのは光栄」。大好きな格闘技愛を前面に押し出し、大暴れするムードを漂わせていた。

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