約2年1カ月ぶりにリング復帰となったWBA世界ウエルター級休養王者マニー・パッキャオ(42=フィリピン)が王座統一に失敗した。

WBA同級スーパー王者ヨルデニス・ウガス(35=キューバ)と拳を交え、0-3の判定負けを喫した。19年7月、当時のスーパー王者サーマン(米国)を判定で下して王座統一して以来のリングだった。

試合後、42歳のパッキャオは今後について「分からない。少し休んでから考えたいと思います」とだけ口にした。また米メディアなどで報じられてきた来年のフィリピン大統領選挙出馬について問われると「それは来月発表します」と説明。上院議員として、フィリピン国内の現状を思い浮かべながら「ボクシングよりも大変な問題が政局にはある。人々の助けはしていきたい」と口にした。