IWGP USヘビー級王者棚橋弘至(46)が、テキサスヘビー級王者チェーズ・オーエンズ(31)との”王者対決“に敗れた。これでリーグ成績は3勝2敗(勝ち点6)となり、優勝争いから1歩後退した。

棚橋は序盤から、ここまで4連敗中のオーエンズに苦戦を強いられるまさかの展開。時折、長年の疲労により、爆弾をかかえる膝を気にするしぐさも見せた。ハイフライアタックなどの得意技を繰り出すも決めきれず、最後はCトリガーから一気のパッケージドライバーを受け、逆転負けで初白星を献上した。

試合後はリングに倒れ込んで動けず。屈辱の敗戦に「クソー! クソー!」と何度も絶叫し「USがテキサスに負けちゃダメでしょう」と悔しさをにじませた。

前戦は、SANADAとの25分にわたる試合を制し「ちょっくら優勝してきますよ」と明るく話していたが、連勝の勢いはここでストップ。次戦は8日(高知)、4勝1敗(勝ち点8)のEVILと対戦する。優勝するにはもう1つも落とせない。「2敗はまずい。責任が重いな。これはG1優勝してチェーズを指名するしかねえな」とリベンジを誓った。