キングカズことJリーグ横浜FCのFW三浦知良(54)の次男で、RIZIN大みそか大会(さいたまスーパーアリーナ)で総合格闘家デビューが決まっている孝太(19=BRAVE)が、「打撃で最後の決着をつけられれば」と意気込みを語った。

25日、格闘家でBRAVEジム代表の宮田和幸氏のYouTube「ヘラクレスチャンネル」に公開された動画に登場。格闘技を始めたきっかけについて問われると「お父さんがボクシングが好きでその影響で見始めた。徐々に総合(格闘技)やキック(ボクシング)も興味がわいた」と初々しい表情で話した。

中学時代はサッカーに熱中していたが、高校で格闘技に目覚めた。当初はジムを転々としていたというが、宮田氏に「(プロを目指して)やるなら10代から20代前半のゴールデンエイジのうちに始めたほうがいい」とアドバイスを受けた。現在は、同氏が主宰する都内のジムに通い、「試合に向けて休みなしでやっている」と厳しいトレーニングに励んでいる。

RIZIN参戦発表当時、いきなりの大舞台デビューにネット上では批判的な意見もあがった。「SNSを見てちょっと傷ついたので、今は見ないようにしています」と苦悩も口にした。

得意の打撃技に磨きをかける。宮田氏に「フィニッシュしないとダメだよ」と言われると「皆さんそれを望んでくれていると思う」と力を込めた。初の舞台まで残り2カ月あまり。「ここからしっかり準備して、いい試合をするので応援よろしくお願いします」と活躍を誓った。