東洋太平洋同級1位、WBOアジア・パシフィック同級2位橋詰将義(28=角海老宝石)が、2冠王者となった。東洋太平洋同級2位、WBOアジア・パシフィック同級7位古谷昭男(24=六島)と2つの王座を懸けて拳を交え、3-0の判定勝利を収めた。同王座は昨年大みそかにWBO世界同級王者井岡一翔(志成)に挑戦した福永亮次(角海老宝石)が返上したベルトだった。

サウスポースタイルから左ストレート、ワンツーを的確にヒットさせ、4回には古谷の鼻から出血。6回に偶然のバッティングで右目上をカットしたものの、冷静に左ボディーを打ち込んだ。終盤の打ち合いも競り負けることなく、12回を戦い抜いた。

中盤以降に攻めてきた古谷を下した橋詰は「チャンピオンになれてうれしい気持ちです。12回を戦ってバテています。幼少期から目指していたアジアのベルト。チャンスをしっかりつかめてうれしく安心している」と安堵(あんど)の笑み。「これからはしっかりこのベルトを防衛を何回かして世界に行けるように頑張っていきたい」と決意を新たにしていた。