東洋太平洋女子ミニマム級王者千本瑞規(28=ワタナベ)が初防衛に成功した。前日本アトム級王者長井香織(32=真正)の挑戦を受け、3-0(78-74×2、77-75)の判定勝利を飾った。接近戦を仕掛けた挑戦者に対し、左ジャブ、左ボディーで対応。最終8回までペースを崩すことなく、右アッパーやワンツーを打ち込み、ジャッジ3人の支持を得た。

昨年6月、プロ3戦目で東洋太平洋王座を獲得し、安定感ある試合運びでベルトを守った千本は「試合に勝ったことが良かったこと」と安堵(あんど)の表情をみせつつ「ボクシングは難しい。まだまだ課題だらけ。練習と試合をリンクさせるのは難しい」と反省も忘れなかった。

目標は世界王座の獲得を掲げていることもあり「もっと実力を上げて必ず世界王者になりたいと思います」と言葉に力を込めていた。

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