K-1ライト級の与座優貴(24)と篠原悠人(24)が8月11日、福岡国際センターで対戦する。「K-1 WORLD GP 2022」の同級スーパーファイトで顔を合わせる。主催のK-1実行委員会が14日に都内で発表した。

与座は2月27日、K-1東京体育館大会のスーパーファイト(ノンタイトル戦)で王者の朝久泰央(24)と対戦、延長の末、3-0で判定勝ちした。今回、朝久の地元でダイレクトリマッチでのタイトル戦が期待されたが、与座戦で負った朝久の足のケガが完治せず、代わりに同級の実力者篠原との対戦が用意された。

与座はタイトル戦に向けて「(朝久との)試合の2日後から練習してきた」。それが不測の事態となったが、今は切り替えている。会見では「チャンピオンに勝ったので、今は自分がチャンピオンというマインドでいく」と風格すら漂わせた。

与座は6歳から空手を始め、極真会館2017年第6回世界ウエート制軽量級を19歳の若さで制し、最年少優勝記録を打ち立てた。前回はK-1初参戦ながら、王者を破る番狂わせ。今回は「格闘技人生の正念場。勝ってアピールする」という元Krushスーパーライト級王者の篠原を迎え撃つ。「2月は自分が勝ってみんなが驚いたが、8月は自分の進化を見せて驚かせたい」と、さらなる成長を誓った。