プロボクシングWBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(28=ワタナベ)が7日、自身初となるハワイ合宿から帰国した。年内に熱望する他団体王者との王座統一戦を「大きな試合」と想定。盟友のWBO世界ミニマム級王者谷口将隆(28)、同門の後輩、日本ライト級王者宇津木秀(28=ともにワタナベ)と一緒に6日間の日程で1日3部練習を敢行した。

走り込みとフィジカルトレ、ジムワークと消化。3カ所のビーチやダイヤモンドヘッド付近の坂道など1日10キロ以上は走り込んできたという。「走りやすかった。海にも入りましたし、本当に良いキャンプになりました」と手応え。明日から国内でフィジカルのパーソナルトレも再開し、来週からはスパーリングも開始する予定となっている。

次戦の正式決定が秒読み段階となっており、京口自らも心身ともに戦闘モードに入っている。ハワイでは夜練習後に出掛けることなくコンドミニアムで過ごして静養し、心身を整えてきた。京口は「追い込むような強度のあるハードが合宿ではなかったけれど、1日3部練習をやってきました。ハワイでスイッチを入れましたね」と充実した笑みを浮かべていた。