20年に旗揚げされた新興プロレス団体の「GLEAT」は16日、都内で記者会見を開き、新ブランドとなる総合格闘技部門「GLEAT MMA」の設立及び、12月14日に東京・後楽園ホールにて行う初回大会「GLEAT MMA Ver.0」の詳細を発表した。

田村潔司エグゼクティブディレクターは、新ブランドの発足理由を「プロレスラーは根本的な強さが必須。プロレスラーの気持ちと意気込みを見てみたい」と説明。初回大会は、5~7試合のカードを組むとした。

GLEAT所属のプロレスラーで、RIZINファイター朝倉未来が仕掛ける格闘技イベント「BreakingDown」の初代ミドル級王者・井土徹也(22)は、初回大会のメインイベントで、元パンクラス王者の近藤有己(47=パンクラスイズム)との対戦が決定した。

井土は「プロレスファンだった時、プロレスラーが一番強いと思って見ていた。でも、プロレスラーがMMAの試合に出るのを見て、悔しい思いもした。だったら俺がやってやろうじゃないか。プロレスラーの強さをこのリングで見せていけたらと思います」と力を込めた。

ルールは、世界標準のMMAユニファイドルールを採用する。リングはプロレスのリングを使用し、キックボクシングやグラップリングルールでの試合も開催予定とした。