「キング・オブ・ストロングスタイル」中邑真輔(42)がNXTにサプライズで登場し、シングル戦で勝利を飾った。

NXT登場は19年11月以来約3年ぶり。NXTで試合に臨むのは17年以来約5年ぶりとなったが、トニー・ディアンジェロによる「試練のレッスン」としてチャニング“スタックス”ロレンゾのサプライズ対戦相手でステージから姿をみせると、観客は大熱狂。入場曲「ザ・ライジングサン」の大合唱が鳴り響く中、中邑はかかと落としからけいれん式ストンピングやニードロップと連続攻撃を仕掛けた。劣勢のロレンゾを「カモーン」と挑発し、襲いかかる相手の攻撃をしっかり防御すると、延髄斬りからスライディング式ジャーマン、腕ひしぎ逆十字固めで圧倒した。

ロレンゾのアッパーカットをしのぎ、スピンキックでお返しすると、キンシャサ(ニー・ストライク)をたたき込んで3カウントを奪った。中邑が格の違いを示して完勝すると、ディアンジェロから「スタックにレッスンしてくれてありがとう!」と感謝されていた。

所属先のスマックダウン(SD)で、中邑は9月2日のSD大会でハッピー・コービン戦で勝利以降、テレビマッチに出場していなかった。今月上旬には恩師のアントニオ猪木さん死去を受けて緊急帰国し、都内で営まれた葬儀に参列。米国に戻って以降、初のテレビマッチ出場となった。米メディアでは今後も継続し、中邑がNXTに登場する可能性も報じている。