「闘魂三銃士」の一員としてプロレス界の黄金期を支えた“黒のカリスマ”蝶野正洋(59)が、昨年10月に死去した恩師アントニオ猪木さんの意志を受け継ぐ。代表を務めるアリストトリストは8日、蝶野が国際支援活動に乗り出すことを発表した。

蝶野は昨年4月に日本寄付財団「認定アンバサダー」に就任。このたび、世界に2億人超とされる非・不就学児に長期的な教育支援を行うためのプロジェクト「maaaru」に参加することとなった。

蝶野は「発展途上国の子供達への教育支援は途絶えている状況を知り、世界の子供達の教育環境の改善や学校の設立となる国際的な活動協力に踏み切ります」と説明した。

さらに「今回、恩師猪木さんの志が強く影響をしています」と、活動への参加理由を説明。「『闘魂』は何なのか、志をどうつなぐのか。国内外を問わない、猪木さんの社会活動から本当にたくさんの勇気をもらい、感銘を受けてきました」と、天国の師の「闘魂」を社会貢献で受け継ぐことを誓った。

11年よりAED救急救命の啓発活動を開始。14年にNWHスポーツ救命協会を設立し、「地域防災」への呼びかけを行ってきた。7日に東京・両国国技館で開催されたアントニオ猪木さんのお別れの会では、猪木さんの社会貢献への偉大さを説いていた。