K-1のウエルター級王者の野杁正明(29=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が、「怪物」ぶりを発揮した。

14年ぶりに来日したジャバル・アスケロフ(37、ロシア)から2度のダウンを奪い、豪快にKO勝利を飾った。過去にアンディ・サワーに勝利したこともある相手に対して、圧倒的な力を見せつけた。

野杁は昨年6月の「THE MATCH」でシュートボクシングの海人に延長判定で敗れ、その試合で拳を痛めていた。それ以来となる復帰戦。前日計量の際には「他の試合は結構盛り上がると思うんですけど、僕の試合は一番会場が凍り付くような結果で終わると思う。そこを楽しみにしといてもらいたい」と話していたが、言葉通り、会場からは悲鳴に近いようなざわめきが起きた。