オカダ・カズチカ&石井智宏&棚橋弘至組が、NEVER無差別級6人タッグ選手権で、王者の鈴木みのる&エル・デスペラード&成田蓮組に勝利し、新王者に輝いた。

肋骨(ろっこつ)骨折で当初はこのシリーズを欠場するはずだった棚橋は、鈴木から脇腹を攻められたが、必死に応戦。石井はその思いに応えるようにタッチの手を伸ばし、デスペラードと鬼気迫る攻防を展開。最後はオカダが変形のエメラルド・フロウジョンからレインメーカーをたたき込み、成田を撃沈した。

紆余(うよ)曲折を経ての勝利。始まりは、オカダのパートナー「X」「XX」が未定だった。オカダは棚橋を「X」に指名したが、肋骨(ろっこつ)骨折で一時は白紙状態。その後、オカダと同じCHAOSの石井が「X」に名乗りを上げた。最後の1人に注目が集まる中、まさかの展開で、負傷中の棚橋に決定。石井は本隊(棚橋)と組むことに難色を示していた中、最後は3人でベルトをつかんだ。試合後に棚橋が「ありがとうございました」と言うと、石井は「ヨシ!」と言い、ガッチリと握手を交わした。