12年ロンドン・オリンピック(五輪)ボクシング男子ミドル級金メダルで元WBA世界同級スーパー王者の村田諒太氏(37)が、2階級で4団体統一に成功したWBAスーパー、WBC、IBF、WBO世界ウエルター級王者、テレンス・クロフォード(35=米国)を絶賛した。

29日(日本時間30日)、米ラスベガスで開催された4団体同級王座統一戦となるエロール・スペンスJr.-クロフォード戦をライブ中継したWOWOWでゲスト解説。「クロフォードが強すぎる。(無敗の世界5階級制覇で引退したフロイド・)メイウェザーの全盛期よりも強い」と絶賛した。

特にミット打ちの段階からコンパクトに打ち込むパンチに注目し「的確に打つ。パンチ力を逃さない理にかなっている。無駄に力が発散されていない。ミット打ちと試合がつながっている」と納得の表情を浮かべた。

メイウェザー、元世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)らスター性のある名王者が出ているウエルター級だが「ここまでウエルター級で圧倒している選手は出てこなかったと思う。あのスペンスJr.を1ラウンドで見極めていた。やりやすかったのでしょうが、あのスペンスJr.がやりやすいって…」と驚きの表情をみせていた。