全日本プロレスの世界最強タッグ決定リーグ戦は6日、後楽園ホールで最終日を迎え、メインイベントで宮原健斗&青柳優馬組を下した中嶋勝彦&大森北斗組が勝ち点12で優勝した。

中盤までは宮原組優位だったが、中嶋に背中をたたかれ、カツを入れられた大森が奮起。最後は20分30秒、無想一閃(変型ドライバー)で青柳からフォールを奪った。

大森を育てながら優勝を決めた中嶋は試合後、「よくやったな。全日本プロレスの若手はどの団体よりも素晴らしい。ただ、オレは外敵だ。北斗、最強のチャレンジャーになって、この位置まで来てみろ」と大森にさらなるゲキを飛ばした。

大森は「本当によかった。大会が始まる前は(中嶋から)『お前、誰だ?』なんて言われて。開幕戦に来るか来ないか、分からないパートナーを信じて。あと自分の強さを信じて、今日この最強タッグを優勝することができた。オレのパートナーは来てくれるか分からないけど、世界タッグを取りにいきたいと思います。ありがとうございました」と話し、斉藤ジュン&斉藤レイ組が持つ世界タッグ王座のタイトルへ照準を合わせていた。【千葉修宏】