プロボクシングWBC世界スーパーフライ級王者フアン・フランシスコ・エストラーダ(33=メキシコ)が6月29日(日本時間30日)、米アリゾナ州フェニックスのフットプリントセンターでIBF、WBO世界フライ級王者ジェシー・ロドリゲス(24=米国)との初防衛戦に臨むと発表された。エストラーダは「ロドリゲスは危険なファイターであることは分かっている。十分な準備をはできている」などと意気込んだ。

エストラーダにとって22年12月、ローマン・ゴンサレス(36=帝拳/ニカラグア)戦以来、約1年6カ月ぶりのリングで「ロドリゲス戦を発表できてとてもうれしい。前回のゴンサレス戦勝利後、十分な休養を取り、家族や子供たちと充実した時間を過ごし、抱えてきたケガも治すことができた」と手応えを示した。長らくWBA世界スーパーフライ級王者井岡一翔(34=志成)との統一戦交渉が続いていたが、最終的に勢い十分の若き世界2階級制覇王者との対決を選択した。

一方、WBC世界スーパーフライ級王者だった22年9月以来となる同級カムバックとなるロドリゲスは「ずっと希望していた試合で、もう1度、自分の力を証明する準備ができている、エストラーダのようなレジェンドと戦えるのはとても大きい」とやる気満々だった。