ボクシングの22年世界ユース選手権バンタム級制覇などアマ7冠の実績を誇る坂井優太(18=大橋)が2日、プロテストに合格した。同日、東京・後楽園ホールでB級(6回戦)を受験し、即日合格となった。筆記テストは100点満点、実技では池上渉(34=DANGAN郡山)と3分3回のスパーリングに取り組み、左ボディー、左ストレートなどを確実に打ち込んでレベルの高さをみせつけ「違うジムの選手と、初めて後楽園ホールでスパーリングするということで、良い緊張感でやれました」と笑顔で振り返った。
所属ジムの大橋秀行会長(59)によると、6月に主催するフェニックスバトル興行でプロデビューする予定。坂井は「僕は打たせずに打つボクサー。試合が終わっても顔がきれいな状態でインパクトあるカウンターで倒し、ファンの人達に面白いと思ってもらえる試合をしたい。今よりも打たせずにカウンターができるように、この2カ月やっていこうと思う」と言葉に力を込めた。
坂井は先月7日、大橋ジムからプロ転向すると会見で正式表明。担当トレーナーはロンドン五輪ウエルター級代表の鈴木康弘トレーナーに加え、二人三脚でレベルアップを図ってきた父伸克さん(52)からの指導も受けている。所属ジムの大橋秀行会長(58)は「今年の大橋ジムのドラフト1位です。最高のホープがうちのジムにやってきてくれた。本当に期待のホープでボクシング界をけん引する選手」と最大級の期待を寄せている。
◆坂井優太(さかい・ゆうた)05年5月27日、兵庫・尼崎市生まれ。小学1年から社会人野球を経験していた父伸克さん(52)の勧めで、親子二人三脚でボクシングを開始。西宮香風高でボクシング部に所属し、1、2年で総体、選抜を連続制覇。2、3年時に国体連覇して高校6冠を獲得。22年世界ユース選手権バンタム級で優勝した。アマ戦績は47勝1敗。身長173センチの左ボクサーファイター。

