新日本プロレスは両国大会(6日、両国国技館)で開催されるIWGPジュニアヘビー級王座戦の調印式を5日、都内で行い、挑戦者YOH(35)が馬マスク姿で登場。王者SHO(34)を最後まで小ばかにし続けた。

YOHは司会の阿部リングアナから「意気込みをお願いします」と声をかけられると「しゃべれない」のジェスチャー。その後、YOHの筆談を阿部リングアナが代読する形で調印式は進んだ。馬マスクに金色のジャケットを羽織った姿のYOHが筆談で「SHO君があおりVで『このジャケットは人間の着るもんじゃねえ』と言ってたので、馬で来ました」「これだったら着ても大丈夫?」などとコメントすると会場のファンは大爆笑となった。

一方、馬マスクのYOHにカリカリし始めたSHOは「意気込みもへったくれもねえやろ。ふざけやがって。明日、余裕よ。10秒以内でボコボコにしてやるからな」と宣言。するとYOHが、からかうように指で10を数えるジェスチャー。また歓声が上がった。

YOHが持ち逃げしていたチャンピオンベルトはさすがに調印式ということで一度はSHOの手に戻された。しかし最後にYOHが不意打ちでSHOに襲いかかり、またもベルトを手に逃走。かくしてIWGPジュニアのベルトは、王座戦直前まで挑戦者が“保持”するという異例の展開となった。