新日本プロレス“真夏の最強戦士決定戦”「G1クライマックス35」決勝が行われ、竹下幸之介(30)が26分26秒、レイジングファイヤー(旋回式ファルコンアロー)で極悪軍団ハウス・オブ・トーチャー(HOT)の首領EVILから3カウントを奪って初優勝を果たした。

立ち上がりからHOTのメンバーたちが介入し、痛めていた竹下の左ヒザを徹底攻撃。しかし新日本、AEW、DDTと前代未聞3団体所属の竹下は、AEWドン・キャリス・ファミリーの仲間ロッキー・ロメロのアシストも得てHOTを蹴散らし、終盤はEVILと真っ向勝負した。

おきて破りで相手の必殺技EVIL(変形大外刈り)を繰り出し、逆にEVILのスコーピオン・デスロックで捕獲されると、タップ寸前になりながらも耐えた。終盤はエルボーの打ち合いで競り勝ち、レイジングファイヤーでとどめを刺した。試合後、竹下はEVILについて「最高の相手でした。これでHOTに特別な感情を抱くことはないけども、でもEVILは俺が世界で戦ってきた強豪の中でも最高な相手の1人でした」と賛辞を惜しまなかった。

竹下は試合後のマイクで「やっぱり、プロレスラーになって良かった」とうれし涙を見せたと思えば「プロレスラーの頂点に立っているのは、この俺や! お前の夢を俺に乗っけろ。俺がまだ見たことない景色、見せてやるよ。新日本プロレスそして、世界のプロレス界、まだまだ俺が面白くしてやる。それが俺からのメッセージだ! フロム・ジ・アルファ!」とすごみ、さらにバックステージでは現IWGP世界ヘビー級王者に宣戦布告。

「次はこのG1クライマックス35の王者として、そしてIWGP世界ヘビーの王者として、1・4のメインに立つこと、それが自分のやるべき、進むべき道だと思ってるので。近いうちにG1覇者としてザック・セイバーJr.に挑戦したいと思ってます」と言葉に力を込めた。

◆竹下幸之介(たけした・こうのすけ)1995年(平7)5月29日、大阪市出身。187センチ、114キロ。中学時代は陸上競技で活躍し、高校生レスラーとして12年8月のDDT日本武道館大会でデビュー。日体大では学業とプロレスを両立し、卒論テーマは「ジャーマン・スープレックス」。KO-D無差別級王座(DDT)やAEWインターナショナル王座、NEVER無差別級王座(新日本)など獲得タイトル多数。今年、女子レスラー坂崎ユカとの結婚を発表した。