世界最大級の格闘技団体ONEチャンピオンシップは11日、都内で「ONE173:スーパーボンVS野杁」(11月16日、東京・有明アリーナ)の追加対戦カード発表会見を開催。去就が注目されていた元K-1ワールドGPスーパーライト級王者安保瑠輝也(29=MFL team CLUB es)がサプライズで登場し、K-1やGLORYなどで数々のタイトルを獲得してきたマラット・グレゴリアン(34=アルメニア)とフェザー級キックボクシングで戦うことが発表された。
ONEチャトリCEOによると、安保とグレゴリアンの勝者が、スーパーボンと野杁の勝者に挑戦する見通しだという。
会見で野杁正明へのリベンジをONE参戦の理由に挙げた安保は今、どのような心境なのか。以下、記者の囲み取材に応じた安保の主な一問一答。
-ONEとは長期契約を結ばれたんでしょうか
「いろいろ話して、長期契約、そうですね、3試合契約なんで。ちゃんとしっかりと契約をしました」
-RIZINにはしっかり話を通しましたか
「RIZINは1回1回の試合契約やったんで。特にそういう“しばり”とかはなく。榊原(信行)社長ともちゃんと話をして。本心としては残ってほしかったと思いますし、僕もRIZINのことがすごい好きなので、戦いたかったんですけど。でも僕の思いをちゃんと話したら、快く送り出してくれました」
-いきなりグレゴリアンというのは望むところでしょうか
「やっぱりここに来た以上、負けた野杁正明へのリベンジしか考えてないんで。それを実現するためには、立ちふさがる選手1人1人倒していくだけだと思っているので。誰が来てもやるだけです」
-前回日本大会で計量オーバーのグレゴリアンがどのくらいオーバーしても試合をやりますか
「それに関しては、個人的な意見としては、別に何キロオーバーでも試合はしますけど。やっぱり試合に向けて作り上げていく上で、トレーナーであったりとか、サポートしてくれる方たちもいるんで(自分の)一存では決められないですけど。別に何キロでもオーバーしてもやるよっていう気持ちはあります。そもそもオーバーしてくるなって話なんですけど」
-久しぶりに武尊選手と同じ大会で戦えるということはいかがですか
「みんなK-1チャンピオンの並びで、日本人選手も懐かしい顔ぶれで、K-1を久しぶりに感じたというか、すごいうれしい気持ちがあります」
-キックの練習はどのぐらいからやってらっしゃったんですか
「最近、復帰しましたよ。それまではボクシングばっかりしてたんで。蹴りはもともと得意な方というか、パンチが苦手で。それで4年くらい前からパンチに力を入れだして。パッキャオ選手ともエキシビションですけどやらせてもらったりして。その後に対して自信がついたので。どっちも自信を持って戦えるような状況を作れると思ってますね」
-練習環境としては今も中尾剛之氏のところでやられているんですか
「それと東京に来た時はノッパデッソーン、もともとトレーナーしてもらってたタイ人のトレーナーなんですけど、そこに行ってやってます」
-キックの試合間隔は2年ぶりくらいということで、結構開いていますが、会見では一方的に倒すという話もされていました
「一方的に倒すというか、展開としては完封勝ちが理想かなと思ってて。ボクシング技術とか、戦い方のバリエーションとか戦い方の幅が広がったんで。グレゴリアンってもちろんめちゃめちゃ強いし、体も強いし。ただ戦い方は本当にワンパターンのイメージしかないんですよ。だから、今もちろん対策もやってるけど、普通にまあ、無傷ってわけにはいかないと思いますけど、ほとんど何もさせずに一方的な試合内容になると思います」
-今回オファーを受けた時に提示された相手はグレゴリアンだけですか
「グレゴリアンですね。野杁正明とやるために来たと伝えたら『じゃあグレゴリアンを倒してみろ』と。この選手に勝ったらタイトルマッチを考えてもいいみたいな感じで言われたんで。即答で、じゃあグレゴリアンでお願いしますっていう感じでした」
-野杁選手以外で戦ってみたい相手はいますか
「特に別に戦ってみたい相手はいないです。目的はリベンジなんで。その次(グレゴリアン戦の次)にやれなくてもいいと思ってるし。だから用意された相手を1人1人片付けるだけですかね」
-じゃあ次がスーパーボン戦でもいい
「全然いいですよ。どっちが勝つか分からないしね。タイトルマッチ(正規王者スーパーボン対暫定王者野杁正明)も」
-K-1やRIZINでキックボクシングをやってきてONEとの違いは
「キャッチなしとか、リングじゃなくてケージであったりとか。あとさっきグローブ触ったけど、意外と大きいなとか思ったり。多少違いはあるんじゃないですかね。でもRIZINでやってるキックボクシングの選手、僕はブアカーオと宇佐美(正パトリック)とキックでしましたけど。ブアカーオはすごい強い、キックでも実績残してる選手ですけど。RIZINではそんなに高いレベルのキックボクシングをたぶんしてなかったんで。そういう意味ではONEの方がすごいハイレベルな選手と試合をすることになるので、それ自体はすごい楽しみです」
-ONEのチャトリCEOが、安保選手とビッグな契約をしたとおっしゃってました
「マネーの話ですか? うーん、まあ、そうなんですかね、多分。別に納得…もっと上を目指してます」

