<プロボクシング:女子東洋太平洋フライ級タイトルマッチ10回戦>◇14日◇東京・後楽園ホール◇観衆1450人

 初防衛に成功した王者四ケ所麻美(フラッシュ赤羽)だったが、試合後に笑顔はなかった。挑戦者マルネージェ・ベラーノ(フィリピン)を終始攻めあぐね、決定打を奪えず両者五分五分の展開に。四ケ所が9回、10回と積極的に攻めに出て判定勝利をもぎ取った。

 四ケ所はリング上で「結果は防衛できましたが、内容は全然で…すいません」と厳しい表情。「本当はKOとかやりたかったけど、とりあえず防衛できて良かった。まだまだ全然未熟なので、もっと練習して強くなります」とレベルアップを誓っていた。

 四ケ所の戦績は4勝(2KO)1敗。