<全日本:グローイングアップ>◇4月30日◇東京・ディファ有明◇1050人

 ジュニア・タッグリーグ優勝決定戦で、予選2位のカズ・ハヤシ(37)KAI(27)の師弟コンビが、予選1位の金本浩二(44)稔(38)組を破って優勝した。予選リーグでは4月21日の兵庫・明石大会で、カズが左足首を痛め黒星を喫したリベンジを果たした。この試合も、カズの左足を徹底的に狙われたが耐えて、最後はKAIがスプラッシュプランチャから30分45秒、稔を片エビ固めに押さえ込んだ。

 カズは苦しい試合展開を振り返り「おれたちの試合から、諦めなければ明るい未来が見えてくると感じてもらえれば」と東日本大震災の被災者にエール。世界ジュニアヘビー級王者の稔からピンフォールを奪ったKAIは、挑戦を表明。稔から「お前はタッグで勝った片割れにすぎない。お前ら2人で戦って、どっちが強いか見せてくれ」と難題をふっかけられ、「お願いします」と、カズに師弟対決を懇願していた。