WBA世界スーパーバンタム級新王者李冽理(28=横浜光)にチャンピオンロードが敷かれる。王座奪取翌日の3日、初防衛戦について宮川和則会長は日本ジム選手対決も選択肢の1つとし「1位から15位の選手」と、同級5位の東洋太平洋王者下田(帝拳)と同級6位の日本王者芹江(伴流)を挙げた。未知の外国人挑戦者を迎えるより、日本ジム選手の方が情報も多くイメージしやすくなるはず。

 李も一夜明け会見で「刺激になります」と歓迎した。また、会長は500万円の勝利ボーナス支給を正式に決定。前王者プーンサワット(タイ)の再戦要求にも「少なくても初防衛戦後。するにしても日本で」と不利な条件はのまない姿勢を示した。そんな会長の思いに李は「(長期)防衛の道に進みたい」と決意を新たにしていた。