IBF世界スーパーフライ級6位帝里(ている)木下(28=千里馬神戸)が“前哨戦”に勝利した。18日の同級1位テテとの王座決定戦を前に16日、神戸市内で予備検診。その席でテテ陣営が用意した南アフリカの民族楽器ブブゼラに使用制限がかかった。両陣営と日本ボクシングコミッション(JBC)で話し合いが行われ、ブブゼラはラウンド間の休憩の前半30秒しか使用できなくなった。JBC関係者は「ラウンド終了10秒前の拍子木などが聞こえないと困る」。予備検診ではリーチで11センチ下回った帝里だが、ブブゼラの大音響に悩まされることはなくなった。