大相撲秋場所(10日初日、東京・両国国技館)の取組編成会議が8日に開かれて、横綱白鵬(32=宮城野)も休場することが決まった。稀勢の里(31=田子ノ浦)、鶴竜(32=井筒)に加えて3横綱が初日から休場するのは昭和以降、初めての事態となった。

 審判部の二所ノ関部長(元大関若嶋津)は「1人横綱になっちゃったね。回復が遅いなら仕方がない。横綱だから、万全の状態で出てきてほしいし…。土俵入りも1人だけか。寂しいね。(優勝争いは)日馬富士が中心になって、千秋楽まで行ってほしい」と話した。芝田山親方(元横綱大乃国)は「3人も休場するのは残念だが、かといって、体調が悪いのに出ても、横綱には後がないから。万全の体調で出るのが横綱」と理解を示した。

 ほかに西前頭2枚目の碧山(31=春日野)と西前頭12枚目の佐田の海(30=境川)の2人も休場することになった。