十両貴公俊(20)から暴行を受けた序二段貴西龍(22)は、問題発生後、最初の取組に臨んだが敗れた。

 唇の右側は傷痕が残り、腫れている状況。その中で敗れたが「自分の相撲を取ることだけ考えた。けがの影響はない」と、言い訳しなかった。「関取(貴公俊)から謝ってきたので、自分も『すみません』と伝えた」と言い、わだかまりは「ないです」と断言した。「初めて殴られました」と、日常的な暴力は否定。「サポートできなかった自分が悪い。師匠にも申し訳なかった」と、被害者ながら反省しきりだった。